矯正歯科
矯正歯科の先進国であるアメリカやヨーロッパでは、 成人前に40%もの人が矯正歯科の治療を受けています。
最近では、日本においても矯正歯科の治療に対する関心が高まりつつあります。
矯正歯科治療は、美しい歯並びやすてきな笑顔をつくるだけでなく、虫歯、歯槽膿漏、咀嚼障害やその他いろいろな病気を予防するためにも大変重要な歯科治療です。
審美性と健康を向上し、より健やかで快適な生活を送ることが矯正歯科治療の目的です。
矯正治療の必要性
歯並びが悪いと様々な障害が起こります。
歯並びが原因で起こる不具合
- 見た目が悪い
- 発音しづらい
- みがきにくく、むし歯になりやすい
- 歯周病になりやすい
歯並びをきれいにすることは、口元を美しくするだけではなく、身体機能の向上のためにも大事です。
子供の場合、歯並びの悪さは、心理的な影響を持つこともあります。
見た目の悪さから引っ込み思案になってしまうだとか、発音がうまくいかない、食事を食べるのが遅いなどで劣等感を感じることさえあります。
矯正治療は、見た目にとどまらず、機能、精神、などの全身的要素をもカバーするものです。
小児 ~正しい咬み合わせを導く~
咬合誘導
子供の歯列矯正は、咬合誘導とも呼ばれ、正しい咬み合わせへの誘導のために行ないます。
子供の時期に、大人の咬み合わせを想定しながら、将来永久歯がうまく咬み合うような治療を行ないます。
子供だからできる骨格性の治療
咬み合わせの不調和は、大きく分けて、1.歯が原因のものと、2.骨格(顎)が原因のものに分けられます。子供の矯正の特徴は、後者の骨格的な原因の不調和を治療でしやすいことです。大人になってからでは、抜歯や手術を要するような症例でも、骨が柔らかい成長途中の子どものうちに治すことで、より自然に症状を改善できます。
成人
この数年、成人矯正をされる方は大変増えました。
子供のころ、矯正ができなかったため、大人になってから行なうという方や受験などが一段落した大学生の患者様が多いようです。
矯正治療をされることで、笑顔に自信を持つことができ、よりいきいきと社会生活をされている方がたくさんいらっしゃいます。
成人でも変わりはなく治療可能
成人矯正は本当にうまくいくのか、と心配される声も多いようですが、大人になってからでも矯正治療を受けることは十分にできます。
もちろん、骨格性の問題がある場合は、子供の矯正よりも自由はききません。しかし、大抵の治療は子供の矯正と変わらず行なえます。